コーナリングではシートの角に座り、イン側の足を出します。なぜでしょうか?

オフロードバイクのコーナリングは、ほとんどの写真がイン側の足を出していますよね。諸説ありますが、僕が説明するとすればこれはシートの角に座るためです。

シートの座面に座ってコーナリングしてしまうと、コーナリング中にシートから落ちてしまいます。もちろん、ハイスピードであればGがかかるので大丈夫ですが、特に日本のオフロードバイクのコーナーは、ほとんどの人がGをかけられないようなコーナーばかりです。だから、シートの角に座りたい(もう一つ理由はありますが後述します)。で、シートの角に座るには、イン側の足が邪魔になるのです。だから、イン側の足を出すわけですね。

シートの角に座るから、イン側の足を出すフォームが自然になるんですよ

シートの角に座る、もう一つの理由がこちら。コーナリングでは、イン側・アウト側の腿でしっかりバイクをホールドすることが大事です。もっと寝かせたいときは、アウト側の腿を使いますし、急激なスリップに対応するにはイン側の腿で支えます。この逆Vの字で、しっかり支えることができるのでシートの角に座る必要があるのです。

イン側の足は、上げすぎないようにしてください。左の写真のように上げすぎる人が多いのですが、バンクさせたときに邪魔になるくらいのバンク角がある、ワダチがある場合に限ります。比較してもらうとわかりやすいのですが、イン側の足は重心の高さに大きく影響します。つまり、高く出し過ぎると重心が上がってしまって、不安定になるのです。

フラットコーナリングなら、このくらいで充分。上げすぎは禁物ですよ!

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